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ロクジュッパーブログは人生を60%の力で生き抜くための脱力ブログです

マーベル副社長が語る『アニメ実写化の問題点とアドバイス』が的を得すぎている

意見

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やぁ。人肌恋しくて枯渇してるユトピ(@yutopi60pa)です。

ほんましんどい。出会いがほしい!!  

ところでみなさん先日「東京コミコン」というイベントが幕張メッセで開催されたのはご存知でしょうか?  

え?知るかボケ?  

ボケなんていわないで、話を聞いて。  

東京コミコンとは簡単に言うとアメリカのポップカルチャーを紹介するイベント。様々な

 

企業ブースが出展したり、ハリウッド俳優や映画関係者が多数参加したりするすごいイベント。 アメリカでは1970年から開催されているイベントで、今年初めて日本で開催されました。  

東京コミコンの会場の様子は別ブログでレポートしてるので、よかったらどうぞ。

 

www.frc-watashi.info

公式サイト:http://tokyocomiccon.jp/

 

 

そんなコミコンなんですが、イベントスブースでは最近アベンジャーズシリーズの映画が大ヒットしている「マーベル社」の副社長『C.B.セブルスキー』さんアニメ監督の『山崎理』さんのトークショーが行われました。  

 

詳しいトーク内容は下記の記事をご覧いただければよくわかりますので、どうぞどうぞ。

oriver.style

その中で僕が最近不満だらけの「アニメの実写化」についての話が出ていましたので、抜粋します。

邦画は内向きなクリエィティブが蔓延している

山崎監督: 「日本の映画業界は、今ジリ貧になって来ているんですよ。作品を日本の国内でしか販売できない。実写映画の監督さんに言わせると、邦画には民族的多様性が欠落していたり、言葉の壁があったりといった問題があるそうです。日本人にはわかることでも、海外の観客には日本の常識が通用していないので理解されない、というような壁にぶつかっている状況です。   ~中略~   海外の視点から見た時に、日本の映画やアニメーションの強みと弱みってどういうものなのか、お聞かせ下さい。」 セブルスキー氏: 「私は、日本の映画産業は成長し続けていると思います。特に今年(2016年)は『シン・ゴジラ』『君の名は。』といった、国境を超えて成功した作品が次々に出たじゃないですか。   ~中略~   私は、日本の映画産業に弱みがたくさんあるようには思いませんが、ひとつ挙げるとすれば、日本の映画産業は小さくまとまりすぎであるというところ。日本のファン、日本の観客のことしか見ていなくて、海外の観客のことを全然考えていない。日本の監督、映画プロデューサー、映画会社はもっとグローバルにやっていくべきなんですよ。だって、日本にはとても優れたストーリー・テリングの伝統があり、日本文化はもっと世界に受け入れられるものなのだから、物事をもっと大きく考えるべき(Think Bigger)でしょう。」

出典:【東京コミコン2016】マーベル副社長「日本人よ、日本にしか通用しないものばかりを創るな」世界を狙うマーベルの戦略に学ぶ【トークショー・レポ】※中略は当サイトが加えたもの。

ちょっとだいぶ長い引用になってしまいましたが、山崎監督は実際に邦画がかなり窮地に立たされていることを話題に出し、そこからセブルスキー氏に対して海外から見た日本の映画やアニメの強みと弱みについて質問しました。  

 

セブルスキー氏はそれに対して今年ヒットした邦画を例にとりながらも、「日本の映画産業は日本人を意識しすぎている」と答えました。  

 

 

それは確かに皆感じているところだと思いますよ。

日本人を意識しすぎるばかりか、失敗さえも極度に恐れて挑戦をしていないんですよ。 無難な対策を取るために芸能事務所のゴリ推し俳優を起用しまくって、原作のリスペクトもない映画が量産されているんですよね。

 

(山崎賢人さんが起用されまくるのもそういった理由だと考えています。明らかに彼には実力も伴っていないのに主演映画に出すぎですよ。彼が悪いわけではないのですが。)  

山崎監督は日本人の民族的多様性の欠落についても言及していましたね。邦画には極端に外国人俳優が起用されません。あっても韓国人あたりでしょうか。出てもせいぜいアジア人です。  

 

例えば「テラフォーマーズ」という作品の登場人物は多国籍で日本人は少数です。 ですが実写映画では全員日本人。これは明らかにキャスティングが日本人を意識し過ぎた良い例ですよ。  

 

 

映画の成績は言わずもがなですが、こういった内向きなクリエイティブが蔓延し、日本の映画を窮地に追いやってるんですよね。

 

もし設定を変えるならさらに面白くなくてはいけませんよ。原作の良いところを再現しながらも、実写ならではの新しい面白さを加えることができれば良いんです。  

 

ただ設定を変えれば面白くなるはずないんです。 どんな作品でもキャラクターが世界観を作っていますからね。そこを壊したらどうしようもないですよ。

もっと自由なクリエィティブを

セブルスキー氏は日本には素晴らしいアニメや漫画の文化があり、マーベルの作品もそれらに多大な影響を受けていると言及しています。

 

セブルスキー氏: 「日本の漫画やアニメの文化が、アメリカのポップカルチャーに与えた影響は計り知れません。 1980年代後半から1990年代前半にかけて、アメリカでは日本の漫画・アニメのブームがありました。でも実は、日本のポップカルチャーがアメリカのポップカルチャーに影響を及ぼしていた歴史は、更に遡ることができます。 ~中略~ ヒーローたちのデザインの面でも日本の作品の影響は大きいんですよ。アメリカのヒーローやTVショーは、日本のアニメや漫画にインスパイアされているものもあります。 ギレルモ・デル・トロ監督やピクサー創始者ジョン・ラセター、それからマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギも、日本のアニメや漫画の大ファンで、作品作りなどに際してとても参考にしています。 日本とアメリカのそれぞれのポップカルチャーの相互作用は、かつてないほど長い創作交流の歴史がありますね。」

出典:【東京コミコン2016】マーベル副社長「日本人よ、日本にしか通用しないものばかりを創るな」世界を狙うマーベルの戦略に学ぶ【トークショー・レポ】※中略は当サイトが加えたもの。

日本には世界でも通用する多くの素晴らしい作品が山ほどあるんですよ。映像技術だって世界レベルで戦っていけるものがあるんですよ。 なのに今の邦画はとにかく日本人のことしか考えずに作品作りをしている。  

 

 

それはおそらく芸能界の無駄なしがらみがあるのも一因だとは思います。  

 

もっとクリエイターに自由な発想をさせるべきなんです。 ビジネスのことも考える必要はありますが、邦画はビジネスを優先しすぎてる。    

 

今年ヒットした「シン・ゴジラ」は監督の庵野さんが多くのところを指揮し、あそこまでの世界観とクオリティーが実現できたなんて話もあります。 これこそまさにクリエイティブなんですよ。  

 

クリエイターが自由な発想でやってこそ良い作品は生まれます。 日本人に媚びる要素満載の作品なんて誰も見たくないんですよ。

日本には良い作品を作れる環境が十分過ぎるほどにある

最後にセブルスキー氏はこんなことを言ってトークショーを締めくくっています。

 

セブルスキー氏: 「日本は世界屈指のテクノロジー先進国です。皆さんには、“自分のストーリーを語れ”ということをお願いしたいです。ここに来ている方たちは、みんなマンガやアニメが好きでしょう。それらをただ観たり読んだりして終わるのではなく、あなた自身のストーリーを世界に向けて発信していってください。 あなたたちには、語るべき物語がたくさんあるはずなんです。作品からインスピレーションを受けたなら、次はあなたが世界中の人々にインスピレーションを与える番です。」

出典:【東京コミコン2016】マーベル副社長「日本人よ、日本にしか通用しないものばかりを創るな」世界を狙うマーベルの戦略に学ぶ【トークショー・レポ】

うん。かっこいい。 解釈は人それぞれなのかもしれないですが、要するに自分たちで作品を作って発信してみろということですよ。  

 

日本にはたくさんの最新技術やチャンスがあり、優れた作品に囲まれたクリエイターにとっては素晴らしい環境なんですよね。それこそハリウッドに負けず劣らずなほど。それを利用しないわけにはいかない。  

 

 

あとは自分の伝えたいことを伝えるだけ。  

媚びる必要なんかないんですよね。やりたいことしていけばいいんです。

早く昔の素晴らしかった日本映画界が復活して、また世界で戦える作品をたくさん作っていってもらいたですね。

環境や材料は揃った。あとはやる気だけです。